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テクニカル分析

解説:平田 啓(ひらた・けい)
株式会社フィナンシャルエクセレンス 代表取締役
関西大学大学院商学研究科『外国為替論』講師

1993年(株)日短AP(現セントラル短資)に入社し、翌94年通貨オプション・ブローカーとして業界トップの営業成績をおさめる。95年ウォール街のオプション専門会社B.C.M.Gにヘッドハントされ渡米。日本円に関わる通貨オプション取引責任者を務める。現在FXやCFDを中心とした個人投資家向けセミナー講師やレポート・書籍・記事執筆などを中心に様々なメディアで活躍中。
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テクニカル分析とは

テクニカル分析とは、価格・取引高・建玉などの推移をチャート(図表)に表し、市場の過去の動きから将来の価格の方向性を予測するものです。また、テクニカル分析は、1)市場の動きは全て織り込む、2)価格の動きはトレンドを形成する、3)歴史は繰り返すことを前提としています。 

ファンダメンタルズ(経済諸要因)に希望が持てるような状況になると、投資家の投資意欲が旺盛になり市場価格は上昇します。逆にファンダメンタルズに懸念が持たれると、投資家の投資意欲が削がれ市場価格は下落します。 つまり、テクニカル分析の「市場の動きは全てを織り込む」という考え方は、「市場価格はファンダメンタルズを織り込んで形成されるものであるから、市場価格の動きに注意することが経済ファンダメンタルズをも先取りすることになる。」ということです。 

市場価格は直線的に動くということはなく上下しながら動きます。その山と谷の形成する方向がトレンドです。トレンドには大きく分けて、上昇、下降、横ばいの3つがあります。テクニカル分析は、このトレンドの把握とトレンドの転換点を見極めることに専念しています。 

過去の市場価格動向を分析し、将来的にも同じようなパターンが形成されるとテクニカル分析では考えています。そのパターンのとらえ方の数ほどテクニカル分析が存在します。そのパターンのとらえ方は大きく2つに分けることができます。1つは市場価格動向の形状や推移に着目したトレンド系、もう1つは市場価格動向のスピードに着目したオシレーター系です。

テクニカル分析の基本

市場価格は直線的に動くということはなく、ジグザグに上下しながら動きます。 トレンドには大きく分けて、上昇・下降・横ばいの3つがあります。 そして、トレンドには、市場価格推移には1年超から数年という長期に渡るプライマリー・トレンド(primary trend)が存在します。そのプライマリー・トレンドを数ヶ月から1年に渡って中期的に推進したり、プライマリー・トレンドから時には乖離することもあるのが、セカンダリー・トレンド(secondary trend)です。その中期的な乖離は、"コレクション(correction、修正)"によって元のプライマリー・トレンドに戻ります。最後に数日から数週間の変動によって短期的に形成されるマイナー・トレンド(minor trend)があります。

一般的に、短期(マイナー・トレンド)の分析には日々の値動きを記録した日足(ひあし)、中期(セカンダリー)の分析には週ごとの値動きを記録した週足(しゅうあし)、長期(プライマリー)の分析には月あるいは年ごとの値動きを記録した月足(つきあし)もしくは年足(ねんあし)が適しています。 

ジグザグの価格推移の上の部分を山あるいはレジスタンス、下の部分を谷あるいはサポートと呼びます。(図1) この山と谷の形成する方向がトレンドです。 上昇トレンドの場合には、新しいサポートとレジスタンスは前回のそれらよりも高くなければなりません。反対に、下降トレンドの場合には、新しいサポートとレジスタンスは前回のそれらよりも低くなければなりません。  そして、それぞれのトレンドは少なくとも3つ以上のサポートとレジスタンスが必要であると、テクニカル分析では考えています。 

サポートを結んだ線をサポート・ライン(支持線)、レジスタンスを結んだ線をレジスタンス・ライン(抵抗線)と呼びます。(図2)また、サポート・ラインとレジスタンス・ラインの範囲の外に市場価格が抜けていった場合をブレイク・アウトと呼びます。ブレイク・アウトは、同じ上昇(下降)トレンドの中で新しい取引価格帯の出現、もしくは新しいトレンドの始まりを示唆すると考えられています。(図3

図4は最も代表的な相場反転(上昇から下落)パターン、ヘッド&ショルダーです。まず初めに上昇トレンドを形成していたある時点で、支持線をブレイク・アウトします。図4では2から3へ推移した時です。3の時点では、また支持線の上に抜けて上昇トレンドに戻るかもしれない可能性もあります。 4の時点で上昇トレンドに戻らなかったので、上昇の勢いが弱くなっていることがわかります。 その上昇の勢いが弱くなっている、つまり上昇トレンドが終焉を迎えていることを確認するために、1と3を結ぶネック(首)ラインを結び、そのネックラインを次の価格推移で下に抜けるかどうかを見極めます。 4から5に推移する過程で、ネックラインを下に抜けたらヘッド&ショルダー完成で、相場は上昇の勢いを失って反転、今度は下降トレンドに入ると予測できるのです。

図5のように上昇・下降トレンドの他に、上昇も下降もせずもみ合っている横ばいトレンドもあります。 横ばいトレンドには、徐々に価格変動が収束していくシンメトリカル・トライアングル、レジスタンス(山)は上昇していかないけれども、サポート(谷)が切りあがっていくのはアセンディング・トライアングル、サポート(谷)は下がっていかないがレジスタンス(山)が下降していくのがディセンディング・トライアングルです。横ばいトレンドが現れたら、その後上昇・下降いずれにも展開する可能性がありますが、支持線・抵抗線どちらを抜けていくかが見極めるポイントとなっています。

図6で示すように、いずれのチャートも4本値(始値、高値、安値、終値)をもとに描かれています。但し、ロウソク足チャートは価格が上がって終わった(始値<終値、陽線)日と価格が下がって終わった(始値>終値、陰線)日を色分けするので(陽線を白抜き、陰線を黒塗りするケースが多いですが、青・赤などで色分けするなど多種存在します)、バー・チャートよりも価格動向は把握しやすいです。 

図7はある日の価格推移で、1)は始値から一旦下がった後、価格が上昇し、高値で引けた場合、2)は始値から一旦上がった後、価格が下落し、安値で引けた場合です。つまり市場がオープンして最初の動向よりも後半の動向の方に勢いがあったという日であることが、ローソク足・チャートの形状から読み取れます。

図8のように実体部分の大小で、始値と終値の幅の大小が分かります。 図8左側のように実体部分が大きいと、始値と終値の幅が大きかったことを表し、逆に図8右側のように実体部分が小さい日は、始値と終値の幅は小さかったことを表します。

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